今回は、「なぜあなたは意思決定を間違ってしまうのか?」ということについて、最近読んだ「まさか!?自信があるほど陥る意思決定8つの罠」という本を簡単にまとめた内容になります。
なぜ、この本を読んだかというと、私は日ごろから判断ミスをすることがよくあります。
例えば、「おなかがすいている時に、飲食店に行くとついつい食べ過ぎてしまう」や「前回同じようなやり方で実施したから、今回も同じように実施したが、失敗してしまう」、「あのラーメン屋いつも人が並んでいる。だからきっと美味しいのだろうと並ぶが、待ったほどのコスパではなかった」など色々あります。
そのことについてなぜ自分は毎回同じ失敗をするのだろうと思い、原因を見つけたくなり調べてみたところこの本に出会いました。
もし、同じように毎回同じ失敗をしてしまったり、どんな風に多くの人が判断ミスをするのか興味がある方は是非見ていってください。
【対象読者】
- 同じ失敗をついついしてしまう人
- 重要なことを判断するときに失敗したくない人
- 優柔不断で困っている人
- 人がどのように判断ミスをするのかを知りたい方
【どんな時に判断ミスをするのか】
それでは、さっそく多くの人がどのような時に判断ミスをするのか見ていきましょう。
簡単にまとめると次の8つの判断ミスをするパターンがあると本では書かれています。
8つのパターン
- 「自分だけは上手くいく」と自分の力を過信し、楽観的になりミスをする
- 1つの選択しか見えなくなり他の選択肢を考えられなくなりミスをする
- 自分で判断せずに、専門家の意見をすべて受け入れてしまいミスをする
- 周りの状況に影響されてミスをする
- システム全体を理解せずに、個々のシステムだけを見てしまいミスをする
- 状況により正解が異なるが、因果関係を見誤ってしまいミスをする
- 未来を過去の似た経験を信用しすぎてミスをする
- 運と実力を考慮せずに判断してしまいミスをする
このパターンを見ただけではよくわからないため、先ほど私がよく判断ミスするパターンに当てはまて見ました。
実際の判断ミスするシナリオ
- シナリオ1
おなかがすいている時に、飲食店に行くとついつい食べ過ぎてしまうこれは「パターン1」に当てはまります。
流れとしてはこんな感じです。
-
- 自分はお腹がすいている
- だからいっぱい食べられるはずだ(自分の力を過信&楽観的)
- そんなに食べれずに残す(ミス)
- シナリオ2
前回同じようなやり方で実施したから、今回も同じように実施したが失敗してしまうこれは「パターン7」に当てはまります。
-
- 前回と似たような状況であった
- だから前回と同じ手順で実施した(状況により正解が異なる)
- 考慮漏れがあったため失敗(ミス)
- シナリオ3
あのラーメン屋いつも人が並んでいる。だからきっと美味しいのだろうと並ぶが、待ったほどのコスパではなかったこれは「パターン4」に当てはまります。
-
- みんなが並んでいる=おいしいと判断(周りの状況に影響される)
- 1時間以上並んだが、そこまでのおいしいものではなかった(ミス)
このほかにも「2、3、5、6、8」のパターンについても私なりに簡単に例を出します。
パターン2:ダイエットのストレスで、今食欲を満たすという選択肢しか見えずに、未来の健康な自分や、食べた後にどんな後悔があるのかを考えられなくなり失敗します。
パターン3:「芸能人の●●さんが健康にいいと言っていたから間違いない」、「専門家の●●さんの意見はこういっていたから間違いない」と人から言われたことを自分の頭で考えずに判断してしまい失敗します。
パターン5:仕事で前職と同じような職業に転職したが、依然と同じパフォーマンスが出なくなる。
これは、以前の会社では仲間よかったとか、会社のやり方と自分のやり方が合っていたなど様々な要因があり。
環境全体のことを考えず、自分の能力だけを見て転職してしまうことにより失敗します。
パターン6:本屋で「●●をすれば成功する」、「成功の方程式」など、様々な著者の経験が書かれたものがありますが、それを実践するだけでは絶対に成功するとは限らないということです。
なぜかというと、本を書いた著者の方が成功した状況と、私たちの状況が異なるからです。
状況が異なれば結果が異なります。そのため、同じように成功するというがありません。
パターン8:これはパターン7の状況に似ていますが、成功した人がすべて実力のおかげなのか、もしくは運がよかったのかだけかを考慮しないと失敗するということです。
簡単な例でいうと、仮想通貨や株で大儲けした人たち全員が、将来を正確に予測できるだけの実力があったと思いますか?
何人かはいると思いますが、すべての人がそうだとは思えません。
上がるか下がるかの確立は50%です。
たまたま、上がる前に購入できていただけなのかもしれません。
それを自分の実力と勘違いして、同じことをやると負ける可能性がありますので、運と実力を考慮しないと判断ミスに繋がります。
以上が、判断ミスになる8つのパターンでした。
続いて、実際に判断ミスをしないようにするにはどうするかを例に挙げてみます。
【判断ミスをしないための方法】
判断ミスをしないためには次の6つの事を試すことが大事になります。
- 多くの人は判断ミスをするということを認識する
- 判断するときは客観的に物事を見る
- 判断した結果は、運と実力があることを理解する
- 判断ミスのリスクを減らすため、小さく試してみる
- 意思決定のためのチェックリストを作成する
- どんなに意思決定に気を付けても予想外のことが起こることを理解する
判断ミスをしないためのシナリオ
- シナリオ1
おなかがすいている時に、飲食店に行くとついつい食べ過ぎてしまうこのシナリオには方法2を使ってみます。
- 自分はお腹がすいている
- だからいっぱい食べられるはずだ(自分の力を過信&楽観的)
- いや待てよ。。前回も自分は食べれなかったよな(客観的思考)
- だから、ほどほどにしておこう
- シナリオ2
前回同じようなやり方で実施したから、今回も同じように実施したが失敗してしまうこのシナリオには方法3を使ってみます。
-
- 前回と似たような状況であった
- だから前回と同じ手順で実施した(状況により正解が異なる)
- いや、まてよ。。もしかしたら前回は運よくできたのかもしれない(運と実力があることを理解する)
- もう一度よく手順を見なおしてみよう
このような感じで自分のケースに当てはめて考えてみるのはどうでしょう。
ちなみに、私が現在使用している「意思決定のためのチェックリスト」の一部をご紹介します。意思決定のチェックリスト作りの参考にしてみてください。
以上です。ありがとうございました。
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