(この記事は2021/5/22に更新しました。)
「投資って興味はあるけど、難しそう」
「インデックス投資ってよく聞くけどどうなの?」
今回はよく聞く投資信託(インデックス投資)についてどのような商品を選べばいいのかをおすすめを教えてくれる本「投資信託はこの9本から選びなさい」を読んだ感想と本に書いてある内容をもとにおすすめの投資先を探してみました。
なぜ投資信託に興味を持ち始めたかというと、30代も後半の年齢になってきて将来に対して考えることが増えてきたからです。
将来の何に対して考えることが増えたかというと、「老後の暮らし」、「老後のお金」、「何歳まで生きるか?」、「死ぬまでにやりたいこと」などなどです。
その中で特にお金について興味を持ち、調べ始めたのが投資信託です。
興味を持ったきっかけは、DaiGoさんのDラボ放送にある「ミリオネア・ルート〜大富豪へと続く4つの道」と中田敦彦さんのYouTube大学にある「【お金の授業総まとめ①】計16冊のお金の本を読み込んだ中田の結論は?」でした。
この2つの動画の中で登場したのが投資というキーワードでした。
そして、中田さんの動画ではさらに明言しており、「投資するならインデックス投資、インデックス投資なら●●」だとまで言われてました。
というわけで私もこの2人の言ったことに影響され投資を始めようと思ったのです。
投資するための口座は持っていたので、さっそく中田さんの言われた投資先に投資しようかとも思ったのですが、「人に言われるがままにやるのってどうなんだろう?」と思い、まずは自分で投資信託について勉強しようと思い、今回のタイトルである「投資信託はこの9本から選びなさい」を買ってみました。
↓この本です。
このブログでは、本に書いている投資先9本については一切触れていませんのでご注意ください。
※このブログでは紹介はしますが、投資助言を意図したものではありません。投資にかかわる最終決定はご自身の判断でお願いします。
なぜ投資をするのか?
大勢の人が思っている事の一つとして「なぜ投資をするのか?貯金じゃダメなのか?」というものがあると思います。
まず「なぜ貯金ではなく投資なのか?」についてですが、あなたは現在の銀行の金利を知ってますか?
ゆうちょ銀行だと今の普通預金の場合金利は「0.001%」です。
これはどういう意味かというと、100万円を10年間預けた場合の受け取り額が「100万100円」となり「100円」増えるということです。
10年預けて100万円なんて全然増えてないですよね?
それなのになぜ多くの人が貯金が好きなのかというと理由があります。
その理由とは、1900年前半の時は、普通預金だけでも「4%前後」の利子がついていたそうです。
4%の利子が付いた場合だと先ほど同じ条件なら、10年後は「148万244円」となり「48万244円」でした。
また、定期預金では「7%」もあったそうです。
これだけ増えるなら銀行に預けていても全然いいですよね?
だから、昔は貯金することが当たり前だったんですね。
ですが、今は超低金利時代。
現在貯金をすることによって得られるメリットは、現金を安全な場所においておけるだけの保管場所というだけです。
話しが長くなりましたが、「なぜ、投資をするのか?」というところについてですが、
「今20代~40代の人たちの自分たちの世代は年金が受け取れない or 受け取れても生活できるレベルはもらえない」
可能性があります。
なぜなら、すでに知っていると思いますが2005年以降人口減少が始まってます。
そのため少子化がこれからどんどん進みます。
少子化が進むと、20年後はさらに働ける人口は減って「年金運用は破綻し受け取れない、もしくは受け取れてもかなり額が減っている」のではないでしょうか。
もうすでに貯金が数億ある人は何も心配する必要はないと思いますが、数百万~数千万程度だと将来不安ではないですか?
将来お金の不安をなくすために投資することが必要です。
この著者の考えでは、海外の投資信託を使って長期運用し、年間7%前後の利回りが狙えると書いています。
100万円を年間7%の利回りで30年の場合だと「761万2255円」受け取ることができます。
ただしこの前提は世界の経済が成長し続けることです。
経済が成長し続けるためには人口が増加し続ける必要がありますが、現在の人口は77億人で2050年には97億人まで増える予定ですのでこの辺りは問題ありません。
なので今から将来のために投資信託を始めるほうがいいかと思いました。
投資の利回りを計算するサイトを作成しました。
簡単なシミュレーションならできるので使ってみてください。
※銀行に貯蓄した時の利回りと比較できるようにしてみましたので、どれくらい差が出るのかを見てみてください。
それではどこをポイントにして投資信託を選ぶのか?
本に次のような基準を設けています。
5つの選ぶべき投資信託基準
「投資信託はこの9本から選びなさい」では次の5つを投資信託を選ぶときの基準として書いてくれています。
1.信託期限が無期限なものを選ぶ
そもそもこの本の目的が長期投資なので期限があるものは選びません。
2.分配金を再投資してくれるものを選ぶ
長期投資の目的は目先の利益ではなく、20年、30年後までにいかにお金を増やすかを目的としていますので、分配金は受け取らずに再投資するものを選びます。
3.購入手数料が0円で、運用管理費用率が低いものを選ぶ
長期投資の大事な考え方として運用費用は安ければ安いほうがいいそうです。
そのため、運用管理費は安いものを選びましょう。
4.運用資金が増え続けているもので純資産残高は30億円以上を選ぶ
運用資金が減り続けているものは資金が流入しているということなので、手を出さない方がいいでしょう。
5.銀行残高から「自動積み立て」が可能なものを選ぶ
私と同じ20代、30代の人はそんなにまとまったお金がないと思います。
ですので、毎月少しでも積み立てをする必要があります。
しかし、人間は誘惑に弱い生き物なのでつい誘惑に負けてお金を使ってしまい、投資するお金が無くなることもあります。
それを防ぐために自動で投資できるようにしておいた方がいいでしょう。
以上が選ぶべき投資信託の基準です。
さて、それではこれらの条件を踏まえた投資信託を調べてみました。
5つの条件を満たす投資信託先を探してみる
ここから先に話した条件を満たす投資信託先を探してみます。検索するサイトは楽天証券にしました。
なぜなら、自分が楽天証券を使っているというだけの理由です(笑)
まずは以下内容で検索してみます。
【検索内容】
・分配金:年1回
・分配金再投資コース:あり
・資産タイプ:国内、海外株式、国内、海外債券
・積立:あり
・償還日:無期限
※純資産残高は30億円以下で検索できなかったため、まずは含んでいます。
最後に減らします。
結果としては「468件」ありました。
多すぎる。。
もう少し減らしたいため、ここは自分の独断で投資地域「日本」を外します。日本を外した理由は、今後日本が経済成長する見込みが少ないと思うからです。なぜなら、日本の人口は減り続けており、2050年には人口の約40%が高齢者になる予定です。そんな高齢者だけの国が成長していくとは思えないため、日本を外しました。
ですので検索内容は以下になりました。
・分配金:年1回
・分配金再投資コース:あり
・資産タイプ:海外株式、海外債券
・積立:あり
・償還日:無期限
・投資地域:米国、エマージング(新興国)、アジア
これで「134件」まで絞り込めました。さらに純資産残高は30億円以下ものを外すと「59件」まで絞り込むことができました。
さらに管理費用が「0.2%」以上のものだけに絞ると「15件」になりました。
ようやく検討できるレベルにまでなりましたね。
以下が検索した結果の投資信託先15個になります。
投資信託先15選
●投資信託先15選
ファンド名 | 純資産(億円) | 管理費用(税込) |
---|---|---|
eMAXISSlim米国株式(S&P500) | 1978.32 | 0.0968% |
SBI・先進国株式インデックス・ファンド | 32.67 | 0.1022% |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 2097.23 | 0.1023% |
eMAXISSlim先進国株式インデックス | 1383.76 | 0.1023% |
たわらノーロード 先進国株式 | 741.15 | 0.10989% |
SBI・全世界株式インデックス・ファンド | 114.79 | 0.1102% |
eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー) | 625.34 | 0.1144% |
eMAXISSlim全世界株式(除く日本) | 320.27 | 0.1144% |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド | 148.71 | 0.154% |
eMAXISSlim先進国債券インデックス | 148.33 | 0.154% |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 1566.44 | 0.162% |
SBI・新興国株式インデックス・ファンド | 60.02 | 0.176% |
eMAXISSlim新興国株式インデックス | 404.26 | 0.187% |
たわらノーロード 先進国債券 | 181.79 | 0.187% |
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド | 30.18 | 0.192% |
個人的な意見としては、「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」は管理費用が一番安く、資産額も高いため良い感じはしますね。
投資先もS&P500なので問題ないように思います。
気になる点としては運用実績がまだ少ないという点ですね。
さらに投資先を絞るためそれぞれの内容を見ていく必要がありますので、皆さんも気になったら調べてみてください。
調べてみた結果を元に、自分で投資した結果を以下サイトで公開しているので興味があれば参考にしてもらえればと思います。
感想
本の感想としては、まず投資信託の本を読むこと自体初めてだったので「へーなるほど、こういう点を見ていけばいいのか」と思ったのが率直な意見です。
あと、面白かったのは「銀行や証券会社の商品は窓口で買うな」と言っていたところです。
理由としては、銀行や証券会社の目的は投資家の「お金を増やすことではなく、手数料を稼ぐこと」だからだそうです。
投資を始めようとしたらまず、銀行や証券会社のイメージがあると思いますが、そこにいきなり落とし穴があるという現実。そして、知らない私たちに言葉巧みに説得され高い手数料の商品を買わされて、損をして投資をやめていくという悲しい現実が待っています。
そこに気づけたことがこの本を読んで得ることができたなと思います。
本が気になったからは読んでみてください。
以上です。ありがとうございました。
「新・投資信託にだまされるな」という本の感想も書いてますのでよかったら見ていってください。
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