今回は、自宅のインターネット速度を改善できる方法がないかを探して、実際に効果があったのでやったことを書いていきたいと思います。
想定読者
この記事では以下の読者を想定して書いています。
- インターネット速度が遅くて困っている人
この設定をした全員が改善するかは不明ですのでご承知おきください。
現在の環境
試した環境は以下になります。
- パソコン(Windows11 Home)
- WSR-2533DHPLS Version 1.15
- 回線はマネーフォワード光
試したこと
今回以下記事を参考にして実際に試してみました。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01750/081800005
- パブリックDNSをCloudFlareに変更(ipv4,v6)
- プロキシサーバーの自動接続を無効化
手順
では実際の手順です。
パブリックDNSをCloudFlareに変更(ipv4,v6)
パブリックDNSを変更するのですが、IPv4とIPv6で設定方法が異なっています。
どう異なっているかというと、IPv4に関しては、自宅のバッファロールータでDHCPで配布するDNSサーバアドレスをCloudFlareに変更しています。
一方、IPv6はルータに設定する箇所はないため、パソコンのIPv6設定を直接変更しています。
ちなみにパブリックDNSサーバーは、色んな会社が提供していて、無料で利用可能なので、色々試してみてください。
パブリックDNS | IPv4 | IPv6 |
8.8.8.8 8.8.4.4 | 2001:4860:4860::8888 2001:4860:4860::8844 | |
OpenDNS | 208.67.222.222 208.67.220.220 | 2620:119:35::35 2620:119:53::53 |
Cloudflare | 1.1.1.1 1.0.0.1 | 2606:4700:4700::1111 2606:4700:4700::1001 |
Quad9 | 9.9.9.9 149.112.112.112 | 2620:fe::fe 2620:fe::9 |
IPv4の設定
まずはバッファロールータの設定をしていきます。ちなみに直接パソコンのDNS設定を変更しても問題ありません。
- バッファロールーターの管理画面にアクセスする
「LAN」>「DNSサーバーの通知」>「指定したIPアドレス:チェック」>Cloudflareのアドレスを入力して「設定」をクリックします。
設定は完了ですが、念のためコマンドプロンプトから「ipconfig /release」、「ipconfig /renew」して、「ipconfig /all」を実行して変更されていることを確認してください。
以上が、IPv4の設定方法です。
IPv6の設定
次にIPv6の設定です。
Windows11であれば検索窓から「ネットワーク接続」と検索すると、「ネットワーク接続の表示」が出てくると思うのでそちらをクリックしてください
普段利用しているネットワークアダプター(Wi-Fi)を右クリック>「プロパティ」を選択します。
次に「インターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6)」を選択して、「プロパティ」をクリックします。
「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェックを入れて、DNSサーバにCloudflareのIPv6アドレスを入力します。
入力出来たらOKを押して、「ipconfig/all」で設定されていることを確認しましょう。
以上でIPv6の設定も完了ですので、この状態でまずはインターネット速度が改善したかを確認してみてください。
これで改善しているようであれば以降の設定はやらなくてもいいかなと思います。
プロキシサーバーの自動接続を無効化
では続いては「プロキシサーバーの自動接続を無効化」をやっていきます。
プロキシサーバとはインターネットに接続するときに、代わりに接続してくれるサーバーのことです。プロキシとは代理の意味になります。
プロキシサーバを使うことで通信を一元管理してセキュリティ対策しやすくなるため、企業ネットワークだとよく使われているのですが、個人で使う人はほぼいないと思うのでこの設定は不要にしていても問題ないため、自動接続を無効にしています。
タスクバーのWindowsマークのスタートを右クリックして設定をクリックします。
そうすると以下のような画面になるので、「ネットワークとインターネット」>「プロキシ」を選択します。
「設定を自動的に検出する」をオフにします。
以上が、「プロキシサーバーの自動接続を無効化」です。
今回は以上になります。
以上です。ありがとうございました。
コメント