Djangoを勉強してみる_ミニSNSを作る_その1

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前回までで一通りの基本的なDjangoの使い方を勉強しました。

今回からは今まで勉強したことを使ってミニSNSを作ってみたいと思います。
内容は参考の本を元に作ります。

Djangoの勉強内容は以下の本を参考にしています。

参考

Python Django3超入門 (日本語) 単行本 – 2020/6/13 掌田 津耶乃 (著)

今回の目的

上でも書きましたが、簡単なミニSNSを作ってみようと思います。

アプリケーション概要

今回作成するアプリケーションの概要は次のような感じです。

  • ログイン機能を準備する
  • グループとフレンド機能を準備する
  • 投稿機能とシェア機能を準備する
  • 未ログインでも見ることができるグループを用意する
  • 「いいね」機能を準備する

アプリケーションを作成する

アプリケーションの準備をする 

まずは「sample_app」プロジェクトにアプリケーションを作成します。

1.snsアプリケーションの作成

python manage.py startapp sns

2.作成したアプリケーションを登録する

ファイル:sample_app>sample_app>settings.py

コード:

INSTALLED_APPS = [
    'django.contrib.admin',
    'django.contrib.auth',
    'django.contrib.contenttypes',
    'django.contrib.sessions',
    'django.contrib.messages',
    'django.contrib.staticfiles',
    'hello',
    'sns', #追加
]

これでアプリケーションの準備が終わったので、次はデータベースの設計をします。

データベースを設計

今回作成するSNSに必要なデータの項目としては次のようになります。

  • ユーザアカウント
    今回はDjangoの管理機能を使うため作成は不要です。

  • 投稿メッセージ
    SNSに投稿するメッセージに必要なテーブルを洗い出します。
    ・投稿者ID
    ・投稿先のグループ
    ・コンテンツ
    ・シェアした時のID
    ・いいねした数
    ・シェアされた数
    ・投稿日時

  • グループ
    グループ機能に必要なテーブルを洗い出します。
    ・投稿者ID
    ・グループ名

  • フレンド
    フレンド機能とはユーザとグループのつながりを管理するためのものです。
    フレンド機能に必要なテーブルを洗い出します。
    ・投稿者ID
    ・バインドされるユーザアカウント
    ・登録されているグループID

  • いいね
    いいね機能に必要なテーブルを洗い出します。
    ・いいねした投稿者ID
    ・いいねしたメッセージID

以上で設計は終わりなので、実際にコードを書いていきます。

モデルを作成する

モデルを作成するためmodels.pyにコードを書いてマイグレーションまで行います。

1.models.pyを編集する

ファイル:sample_app>sns>models.py

コード:

from django.db import models
from django.contrib.auth.models import User

#Messageクラス
class Message(models.Model):
    owner = models.ForeignKey(User, on_delete=models.CASCADE, related_name='message_owner')
    group = models.ForeignKey('Group', on_delete=models.CASCADE)
    content = models.TextField(max_length=1000)
    shared_id = models.IntegerField(default=-1)
    good_count = models.IntegerField(default=0)
    shared_count = models.IntegerField(default=0)
    pub_date = models.DateTimeField(auto_now_add=True)

    def __str__(self):
        return str(self.content) + '(' + str(self.owner) + ')'

    def get_share(self):
        return Message.objects.get(id=self.shared_id)

    class Meta:
        ordering = ('-pub_date',)

#Groupクラス
class Group(models.Model):
    owner = models.ForeignKey(User, on_delete=models.CASCADE, related_name='group_owner')
    title = models.CharField(max_length=100)

    def __str__(self):
        return '<' + self.title + '(' + str(self.owner) + '>'

#Friendクラス
class Friend(models.Model):
    owner = models.ForeignKey(User, on_delete=models.CASCADE, related_name='friend_owner')
    user = models.ForeignKey(User, on_delete=models.CASCADE)
    group = models.ForeignKey(Group, on_delete=models.CASCADE)

    def __str__(self):
        return str(self.user) + '(group:"' + str(self.group) + '")'

#Goodクラス
class Good(models.Model):
    owner = models.ForeignKey(User, on_delete=models.CASCADE, related_name='good_owner')
    message = models.ForeignKey(Message, on_delete=models.CASCADE)

    def __str__(self):
        return 'good for "' + str(self.message) + '"(by' + str(self.owner) +')'

今まで勉強してきた内容なので詳細には触れませんが、MessageクラスのMetaクラスのところだけ説明します。

以下のorderingは指定した項目を小さい順(日付の古い順)から並べますが、今回は「-」という記号がついています。この場合は逆順つまり大きい順(日付の新しい順)から並べることになります。

「ordering = (‘-pub_date’,)」

モデルを作成したのでマイグレーションを行います。

2.マイグレーションファイルを作成して実行します。

まずは作成から、

python manage.py makemigrations sns

続いて実行します。

python manage.py migrate

最後に管理ツールから操作できるようにします。

3.admin.pyを編集

ファイル:sample_app>sns>admin.py

コード:

from django.contrib import admin
from .models import Message,Friend,Group,Good

admin.site.register(Message)
admin.site.register(Friend)
admin.site.register(Group)
admin.site.register(Good)

以上で登録が完了したのでログインして確認します。

動作確認

python manage.py runserver

ブラウザで以下にアクセスします。

http://localhost:8000/admin

画面に、Friends、Goods、Groups、Messagesが表示されていれば正常に動作しています。

あとは、管理ユーザを作成します。

管理ツールでユーザを登録する

Authentication and Authorization>User>Addをクリック

ここでは、以下ユーザを作成し「SAVE」をクリックします。

Username:Public
Password:任意のパスワード

以下の情報を登録し、「SAVE」をクリックします。

First name:public
Last name:public
Email address:public@test.co.jp

あとは実際に使うユーザーを3ユーザーほど作成しておきます。

・サンプルユーザ1
・サンプルユーザ2
・サンプルユーザ3

実際に利用するユーザは「Staff status」のチェックをONにしてください。

続いて、publicのGroupを作成します。

publicグループを作成する

管理ツール>SNS>Groups>Addをクリックします。

以下の情報を入力し、「SAVE」をクリックします。

Owner:public
Title:public

publicグループが作成できたところで、本日はここまでとします。

次回はアプリケーションのプログラムを作成していきます。

以上です。ありがとうございました。

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この記事を書いた人

30歳未経験からネットワークエンジニアに転職し、運用→構築→設計の仕事をやってます。色んな機器(Cisco、YAMAHA、Fortigate、PaloAlto)を触らせてもらいとても楽しい仕事です!

現在は派遣にて主にCiscoを中心としたネットワーク設計~構築をしております。

また、2023年より副業で個人事業主や小規模企業からのパソコン設定~ネットワーク作業の仕事を請け負っておりますので、もしお困りの方がいましたらお気軽にお問い合わせください。

●今までの作業履歴
- パソコンの新旧入れ替え
- 拠点間のインターネットVPN接続(YAMAHA-Fortigate)

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