【FortiGate】設定バックアップと復元手順|60Fで作業前にコンフィグを保存する

FortiGateの設定変更を行う前には、現在の設定をバックアップしておくと切り戻しがしやすくなります。ファイアウォールポリシー、インターフェース、ルーティング、管理者設定などは通信に直接影響するため、作業前のバックアップは重要です。

この記事では、FortiGate 60F / FortiOS 7.4系の管理画面で、設定バックアップを取得する手順と、バックアップファイルから復元する画面の見方をまとめます。

目次

バックアップを取得するタイミング

バックアップは、設定変更後だけでなく、設定変更前にも取得しておきます。変更前の状態が残っていれば、問題が発生したときに元の構成を確認しやすくなります。

  • 初期設定が完了したあと
  • インターフェース、ルーティング、ポリシーを変更する前
  • VPNやNATなど、通信影響が大きい設定を変更する前
  • ファームウェアアップデートの前
  • 作業完了後、正常性を確認できたあと

ファイアウォールポリシーの作成手順は、以下の記事でまとめています。

バックアップ画面を開く

管理画面の右上にある admin をクリックし、設定 にカーソルを合わせます。表示されたメニューから バックアップ を選択します。

FortiGate 60Fのadminメニューからバックアップを選択する画面
右上のadminメニューから、設定、バックアップの順に開きます。

設定をバックアップする

バックアップ画面では、保存先やファイルフォーマットを選択します。通常は ローカルPC を選び、ファイルフォーマットは FortiOS のままで取得します。

FortiGate 60Fのシステム設定をバックアップする画面
バックアップ画面です。保存先、ファイルフォーマット、パスワードマスク、暗号化を選択できます。
項目設定例補足
バックアップローカルPC操作しているPCへ設定ファイルを保存します。
ファイルフォーマットFortiOS通常の復元用途ではFortiOS形式を選びます。
パスワードマスク必要に応じて有効設定ファイル内のパスワードをマスクします。復元用途との兼ね合いに注意します。
暗号化必要に応じて有効バックアップファイルを保管する場合は有効化を検討します。復元時に同じパスワードが必要です。

設定内容を確認したら OK をクリックしてバックアップファイルを保存します。ダウンロードしたファイルは、機器名、日付、作業内容が分かる名前で保管しておくと後から探しやすくなります。

例:FG60F_20260705_before_policy_change.conf

バックアップファイルの扱い

バックアップファイルには、ネットワーク構成、ポリシー、VPN、管理者情報などの設定が含まれます。社外に共有したり、誰でも見られる場所へ置いたりしないようにします。

  • 作業用PCに置きっぱなしにしない
  • 共有フォルダへ置く場合はアクセス権を確認する
  • 暗号化した場合は復元用パスワードを別管理する
  • 古いバックアップを残す場合は、どの時点の設定か分かる名前にする

設定をリストアする

設定を復元する場合は、右上の admin から 設定 にカーソルを合わせ、リストア を選択します。

FortiGate 60Fのシステム設定リストア画面
リストア画面です。バックアップファイルをアップロードし、必要に応じてパスワードを入力します。

アップロードしたファイルで設定を復元すると、現在の設定が上書きされます。 作業中の通信断や管理画面への再ログインが必要になる場合もあります。検証機以外で不用意に OK をクリックしないようにしてください。

  1. リストア元で ローカルPC を選択します。
  2. アップロード からバックアップファイルを選択します。
  3. 暗号化したバックアップの場合は、バックアップ時に設定したパスワードを入力します。
  4. 復元してよいファイルか確認します。
  5. OK をクリックして復元します。

復元前に確認すること

  • 復元するバックアップファイルが対象機器のものか確認します。
  • 取得日と作業内容を確認します。
  • 管理画面へ再接続できるIPアドレスを確認します。
  • 作業中に通信断が発生してもよい時間帯か確認します。
  • 復元後に確認する通信テスト項目を決めておきます。

特に、別機器や別バージョンのバックアップを安易に投入すると、インターフェース構成やライセンス、VPN設定などの差分で想定外の動作になることがあります。復元は「元に戻す操作」ではありますが、現在の設定を上書きする作業でもあります。

作業時の流れ

実際の作業では、以下の順番で進めると確認しやすくなります。

  1. 作業前のバックアップを取得します。
  2. 変更内容をメモします。
  3. 設定変更を行います。
  4. 通信確認とログ確認を行います。
  5. 問題がなければ作業後のバックアップを取得します。
  6. 問題があれば、変更箇所の無効化またはバックアップからの復元を検討します。

FortiGateの設定変更では、バックアップを取るだけでなく、戻し方と確認項目を事前に決めておくことが大切です。バックアップファイルがあっても、復元後にどの通信を確認するか決めていないと、切り戻しが完了したか判断しにくくなります。

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この記事を書いた人

30歳未経験からネットワークエンジニアに転職し、運用→構築→設計の仕事をやってます。色んな機器(Cisco、YAMAHA、Fortigate、PaloAlto)を触らせてもらいとても楽しい仕事です!

現在は派遣にて主にCiscoを中心としたネットワーク設計~構築をしております。

また、2023年より副業で個人事業主や小規模企業からのパソコン設定~ネットワーク作業の仕事を請け負っておりますので、もしお困りの方がいましたらお気軽にお問い合わせください。

●今までの作業履歴
- パソコンの新旧入れ替え
- 拠点間のインターネットVPN接続(YAMAHA-Fortigate)

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