【FortiGate】通信ログ確認手順|60Fでポリシーヒットを確認する

FortiGateで通信できない原因を調べるときは、ファイアウォールポリシーに一致しているか、ログに通信が出ているかを確認します。ポリシーを作成しただけでは、実際にその通信が通っているかまでは分かりません。

この記事では、FortiGate 60F / FortiOS 7.4系の管理画面で、ポリシー一覧とログ画面を使って通信確認を行う手順をまとめます。Syslogサーバへ転送する設定や、CLIでパケットキャプチャを取る手順ではなく、FortiGate本体の画面で確認する内容です。

関連する作業は以下の記事でまとめています。

目次

確認するポイント

通信確認では、以下を順番に見ます。

  1. 対象ポリシーが有効になっているか
  2. 送信元、宛先、サービスが想定どおりか
  3. ログが有効になっているか
  4. ポリシー一覧で通信量やヒット状況を確認する
  5. ログ & レポートで通信ログを確認する

通信できないときにログが出ていない場合、そもそもFortiGateまで通信が届いていない、別のポリシーに一致している、ログ取得対象になっていない、ルートや戻り通信に問題がある、などを切り分けます。

ポリシー一覧で確認する

  1. 左メニューから ポリシー & オブジェクト を開きます。
  2. ファイアウォールポリシー を選択します。
  3. 対象のインターフェースペアを展開します。
  4. 対象ポリシーの送信元、宛先、サービス、アクション、ログを確認します。
FortiGate 60Fのファイアウォールポリシー一覧でログ列とバイト列を確認する画面
ファイアウォールポリシー一覧です。画面右側にログ列とバイト列が表示されます。

画面右側に ログバイト の列があります。ログ列ではログ取得の有効・無効、バイト列では通信量の有無を確認できます。横幅が足りない場合は、横スクロールや列表示を調整して確認します。ログ列が無効になっていると、通信が通っていてもログ画面で確認できない場合があります。

ログを確認する

  1. 左メニューから ログ & レポート を開きます。
  2. 転送トラフィック を選択します。
  3. 検索欄や詳細表示を使って、送信元、宛先、ポリシーID、結果を確認します。
FortiGate 60Fの転送トラフィックログ画面
転送トラフィックログ画面です。送信元、宛先、アプリケーション名、結果、ポリシーIDなどを確認します。

検証環境では、対象通信が発生していない場合やログ設定が合っていない場合、画面のように エントリがありません と表示されます。この場合は、通信テストを実行したうえで、ポリシー側のログ設定とログ保存先を確認します。

ローカルトラフィックログを確認する

FortiGate自身が送受信する通信は、転送トラフィックではなく ローカルトラフィック 側で確認します。管理アクセス、FortiGate自身からのDNS、NTP、疎通確認などは、通常の端末間通信とは見え方が異なります。

FortiGate 60Fのローカルトラフィックログ画面
ローカルトラフィックログ画面です。FortiGate自身が送受信する通信を確認する画面です。

端末からサーバーへ通信しているのにローカルトラフィックだけを見ていると、目的のログが見つかりません。端末間通信は 転送トラフィック、FortiGate自身の通信は ローカルトラフィック と分けて確認します。

ログが出ないときに確認すること

  • 対象ポリシーでログが有効になっているか
  • 通信が対象ポリシーに一致しているか
  • 送信元、宛先、サービスが想定と違っていないか
  • ポリシーの順番が適切か
  • FortiGateまで通信が届いているか
  • 戻り通信のルートがあるか
  • ログ保存先がメモリ、ディスク、FortiAnalyzer、FortiCloudのどれになっているか

ログが出ない場合でも、FortiGateが原因とは限りません。端末側のデフォルトゲートウェイ、サーバー側ファイアウォール、戻り経路、DNS解決も合わせて確認します。

ポリシーIDで追いかける

ログに ポリシーID が表示されている場合は、そのIDがどのファイアウォールポリシーに対応しているかを確認します。意図したポリシーIDにヒットしていれば、ポリシーの方向性は合っています。別のポリシーIDにヒットしている場合は、上位のポリシーに先に一致している可能性があります。

FortiGateのポリシーは上から順番に評価されます。広い許可ポリシーや拒否ポリシーが上にあると、下に作成した細かいポリシーまで到達しないことがあります。

確認の流れ

  1. 対象端末から通信テストを行います。
  2. ポリシー一覧で対象ポリシーを確認します。
  3. 転送トラフィックログを確認します。
  4. ログに出ない場合は、ログ設定とポリシー順序を確認します。
  5. それでも分からない場合は、パケットキャプチャでFortiGateに通信が届いているか確認します。

ログ確認は、通信トラブルの切り分けで最初に見るポイントです。ログでポリシーID、送信元、宛先、結果を確認し、それでも判断できない場合にパケットキャプチャへ進むと、原因を絞り込みやすくなります。

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この記事を書いた人

30歳未経験からネットワークエンジニアに転職し、運用→構築→設計の仕事をやってます。色んな機器(Cisco、YAMAHA、Fortigate、PaloAlto)を触らせてもらいとても楽しい仕事です!

現在は派遣にて主にCiscoを中心としたネットワーク設計~構築をしております。

また、2023年より副業で個人事業主や小規模企業からのパソコン設定~ネットワーク作業の仕事を請け負っておりますので、もしお困りの方がいましたらお気軽にお問い合わせください。

●今までの作業履歴
- パソコンの新旧入れ替え
- 拠点間のインターネットVPN接続(YAMAHA-Fortigate)

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